令和４年になってから、起業に関するご相談が多くなりました。
起業を成功させるためには、何が必要と思われますか？
起業に関する書籍やセミナー開催など、数多くありますが、どれも基礎的な記述・講演が多く、起業を成功に導くレベルにするには、そこからの業種に合った成功に道びくアプローチが必須となります。
起業は、起業家の起業マインドの育成から始まります。
「自分の強み」・「何がしたいのか」など、スタート時の事業計画は、とても重要です。それを３～５年後に実現するには、「何をどうすればできるか」がもっと重要です。この内容は、別のブログで、ご説明します。
今回は、売上に直結するための「集客」について、お伝えします。
業種（物を販売する、技術を売る、知識を売るなど）によって異なりますが、ここでは、「技術を売る」・「知識を売る」の成功事例について、その一方法について、効果的な事例をご説明します。
起業して、５年以内に、売上・収益の確保ができずに、やむを得なく、廃業してしまう方が少なくありません。
起業した方は、どなたも、相当の覚悟と努力をもって、日々取り組んでいますが、残念ながら、目的を実現する前に、成功に導く取組手法を見誤った場合には、「廃業の選択」しか残されないことになります。
同時期に士業として起業し、廃業に至った方の中に、こうすれば廃業せずに、年収1,000万円以上の収益は見込めたのに、「なぜ、しないの？」と理解できない場面も多く見受けられました。
会社勤め（公務員含む）による貴重なノウハウと知見があるのもかかわらず、廃業に至る多くの方は、起業家として、起業マインドが醸成される前に、持っている「技術と知識」を活かせずに、後ろ向きになって、退場される方も多くおられます。
起業の出発点で、「ビジネスプランを自ら計画し、それを実現するには、何をしなければならないか」、基本ですが、当然、集客です。その集客のために、すべきことを理解し、実践できる方は、特別な事情が生じない限り、10年・20年と継続的な収益を生み出すことができます。
起業前に前職場等からの一定数以上の得意先顧客が確保されている場合を除き、起業の当初は、社名・商品・サービスなど、誰も知らないわけですから、当然に、その商品の購入やサービス提供を依頼する者はなく、売上・収益はほとんど上がらない状況が続きます。
【起業で、やるべきことは】
それでは、どうしたら「仕事がくるか、注文がくるか」になるでしょうか。
それは、「提供する技術や知識」の提供を必要とする者が、対象地域に、一定数以上、存在することが最低限の前提条件です。いわゆる「求める市場があるか」です。
自社の商品・サービス提供について、ユーザーが存在する市場があれば、当然に同業他社との競争がありますので、他社と比べて、「自社に優位性・差別性のある商品・サービス提供があるか」です。
次には、その優位性のある商品・サービスについて、「どうやって多くの方に知ってもらうか」です。
一般的には、広報戦略として、対面営業に加えて、チラシやパンフなどの広告やホームページやFacebook・LINEなどからの集客です。
廃業に追い込まれずに、５年以上、10年以上、生き残るには、広報戦略の取組内容と方向性が「成功する起業の分かれ目」です。
上記以外の方法で、副業などでは、マッチングサイトを利用する場合もあります。
この場合、仲介手数料が高額（３0～40％）であるため、誰のために（依頼者のため？、自社の収益のため？、マッチング事業者の収益のため？）に汗を流すのか、場合によっては、利益は見込めず、経費を見込むだけの売上計上になってしまうケースも少なくありません。
また、チラシ・パンフ等の配布やホームページの公開・Facebook・LINE・事業者の集客サイト等だけでは、十分な集客は期待できないことは、多くの方が気が付いています。
それを克服する取組方向について、ツールの選択を見誤っているケースが少なくありません。
例えば、ホームページ（WEBサイト）からの集客には、WEB制作事業者等から「SEO対策が必要」との誘導から多額の費用をかけて制作する事例がありますが、直接的成果（売上・収益）が期待でないことが多くあります。
なぜかと言いますと、Google等の検索で上位にランクされても、そこにユーザーが求める「優位性・差別性のある優良なコンテンツ」がなければ、即・離脱で、照会・問い合わせもないし、売上に直結する依頼・注文も、ほぼ皆無となります。
また、今は、数年前の「SEO対策」で追加で多額な費用をかけなくても、WordpressでWEBサイト制作するなら、適切なテーマ（テンプレート）利用で制作することによって、費用をかけた「SEO対策」以上の効果が確実に出てきます。
ホームページの情報更新の取組について、適宜に、３か月（日々）継続すると、6か月後には、多くの検索ワードで、SEO対策を講じなくても、検索の上位にアップされます。
日々のアップする掲載情報は、サブメニューの充実やブログ更新など、ユーザーが知りたい最新情報や調べたい実務的な事項などに的を絞って、ユーザー目線で、わかりやすい文面・画像・図示化でなどで視覚的に書く（WEBデザインも活用）のが効果的です。
これをお話しすると、多くの方がホームページ(WEBサイト）は、WEB制作事業者に外注しているので、自社での日々の更新は苦手にされているケース、または費用がかかるのでしないケースなど、更新をしないケースが少なくありません。
安定的な経営において、ホームページからの集客は最重要ですから、慣れてしまえば、決して難しいものではありませんから、ぜひ、自社での取り組みをお勧めします。
当社グループは、起業コーチング、ホームページの制作、WEBデザイン・WEB動画の制作・編集、コンテンツのライター、ホームページの運行支援、会社設立、補助金申請、融資申請など、起業に関するご支援をフルサポートできますので、ぜひ、ご相談ください。
ここからは、当事務所の取組をご紹介します。
当事務所は、起業10年目ですが、起業から２年間は、１年目に自社制作したホームページからの集客は、情報の内容・質ともに十分でなく、ホームページからの照会等はほぼなく、集客できない苦戦の日々でした。
起業３年目に、「知識を売る」には「何がホームページに必要か」について、種々の検討の結果、ユーザーが欲する情報・サービス提供メニューの掘り起こしと選別に取り掛かりました。
そして、それまでに自らの独学で身に着けたWEB制作技術（CMS（Wordpress等）によって「自社ホームページ刷新」（本体サイト）と、新たに関連サイトの新規制作（農業支援・相続支援・在留申請支援の３サイト）し、ユーザーが欲する「より品質の高い、かつ、優良な情報」をラインアップしたところです。
そうすると、3か月もしない間に、google検索では、当社サイトには、50項目以上のワードで検索上位にアップされ、それと同時に月の検索数5,000件超の訪問数があり、ホームページを通じての照会・問い合わせも多く寄せられ、受注につながり、売上・収益は、年々増加・拡大し、大きな成果となったところです。
ホームページからの集客は、動画の活用や最新のアプリ・ツールの活用とともに、絶えず、進化させていかなければ、上位にアップされても、ユーザーの関心を呼び込めない情報は、売上・収益につながる成果にはなりません。
情報の更新には、「ユーザーが何の情報を欲しているか」、また、「ユーザーはお金を払って、何を求めているか」について、常に思考回路をユーザーにおいて、提供する情報を創出すれば、答えが導かれます。
起業を成功させるには、１にも２にも、集客です。
集客は、ホームページで、以上の取組を確実に実行し続ければ、間違いなく、販路開拓・販路拡大は実現できます。
これから起業する方、起業して伸び悩んでいる方は、上記の「ホームページからの新たな集客」に取り組んで、売上・収益の増大を実現してみませんか。
当社グループをあげて、ご支援させていただきます。
【徒然のひとこと】
起業では、今までのノウハウや知見など、どんなことでも、活かすことができます。
当社グループは、会計・財務・税務・労務等について、これまで士業の方に頼らず、すべて内製化で取り組んでいます。
前職等での実務経験に加え、関係法令の改正による実務の反映とチェックなど、日々の絶え間ない努力は必要となりますが、経営上、大きな効果があります。
現在では、士業の方と比べて同等まではいきませんが、最低限の実務知識を身に着け、決算報告等の財務諸表の作成・申告や、e-tax・le-taxなどの納税電子申請にも慣れて、これらの新たな知識を付加することは、楽しみにもなっています。
これらの専門知識を身に着ける時間がないので、外注する方法もありますが、外注するにしても、内製化できる実務知識の研鑽は怠らないことをお勧めします。
いずれ、ほとんどの申請や業務で移行が可能なものは、２～３年でデジタル化しますので、基本は，士業の方に依頼しなくても、知識さえあれば、内製化により、簡単に自社での手続きが可能となります。
内製化は、経費の削減とともに、専門知識を有した人材育成が可能となり、自社の新た戦力が加わることにつながり、業績アップとなります。
起業について、フルサポートで、ご支援しておりますので、ご相談をお待ちしております。
