オンラインで伝えるには、どうする?


今、再度、コロナウイルス感染が拡大し、GO TO トラベルの運用見直し、外出自粛、テレワーク・在宅勤務等の定着化が進み、オンライン会議やWEBセミナーなど、働き方と暮らしが大きく変わっています。

 

私の業務分野の一つであるセミナーや相談業務などが、従来型の対面ではなく、オンラインコミュニケーション型が急速に広まり、WEBセミナー(会議)・動画配信が主流となりつつあります。

 

この代替が、あまりにも急速に広まったことで、大きな戸惑いを抱いた方も少なくありません。

 

ある日突然に、対面でのビジネスから、対面が許されないビジネスにおいて、業務遂行スキルが必須となる新時代が、コロナ感染拡大を契機に前倒しでやってきたわけです。

 

この急激な変化に乗り切れない方も少なくありませんが、変わりゆく新しいビジネスの流れに早く溶け込むことが求められています。

 

対面でのコミュニケーションやプレゼンテーションにおいても、話し方など熟練したスキルとテクニックが必要であったところですが、オンラインでは、対面とは異なる「話せる力と伝える力と聴ける力」が必要となってきます。

 

オンライン・テレワーク等による会議やセミナーが始まって6ヵ月が経ちますが、対面と違って、非対面は「考えや気持ちが伝わりにくい」、また、「自分の言ったことが理解されたのか」など不安を持たれる方も少なくありません。

 

対面と同じようにコミュニケーションの質を保ちつつ、業務効率を向上させるためには、解決しなければならない課題が見えてきます。

 

第1の課題は、オンラインを通して対面と同じ効果をだすのは、高いコミュニケーションスキルと相手の状況と思考を読み取る力です。

 

オンライン環境では、相手方(聞き手)の情報(表情・雰囲気・テンション・反応など)がほとんど見えないため、主催者側が話していることが「伝わっているのか」、また、「興味をもって真剣に聞いてくれているのか」など、伝わらない状況となります。

 

第2の課題は、WEBセミナーの場合、1時間のセミナーでも「集中力を維持する」ことが難しくなります。

 

対面であれば、その会場にいるので、講師と聴講される方の一体感が生まれ、聞き漏らすことのない集中した時間となります。

 

しかし、オンラインによるWEBセミナーの場合、講師と視聴者は違う空間にいるため、よほど話が有益でなければ、集中力を維持することは、多くの方が困難となります。

 

それでは、この課題「オンラインにおけるコミュニケーション・スキル」と「集中力を維持する」には、どうすればいいでしょうか。

 

◆同じ空間にいない➡同じ空間にいるように、心理的な距離を縮めるテクニックを身に着ける

 

◆集中力の維持➡オンラインでの伝え方の技術(相手方への印象力と伝達力と対応力)の習得

 

例えば、当事務所は、補助金申請をパートーナーとして支援させて頂いておりますが、ある日、某会社からZoomにて、打合せの申し出があり、お受けしZoom会議に臨みましたが、双方の事業内容等の入口の話がないままに、実績や内容について、尋問形式で一方的な聴取を受けた事例です。これでは、不愉快さを与えるだけでのオンラインコミュニケーションであり、全く無意味以下の時間でした。

 

このことは、オンラインで重要な「印象力」については、ほとんど理解のない対応であった実例ですが、オンラインでは、話す方の短所は、さらに「悪く伝わる」ため、日頃から、オンラインによる「話し方」とともに、相手に応じて、「話すマナーとプロセス」もスキルとして身に着けることが求められます。

 


【徒然のひとこと】 

コロナ感染により、WEB会議・WEBセミナー・動画配信が主流となっています。 

背景は、最新の通信規格5Gの普及が推進され、通信速度の著しい向上により、動画の視聴がストレスなく快適な環境となったことです。5Gなら2時間の映画が3秒でダウンロード可能となります。

 

このことからも、これからは、単に、従来型のホームページ制作ではなく、動画配信を中心とした「わかりやすいコンテンツ」を盛り込んだ動画配信ホームページの制作が求められます。

 

一般的なパソコンは動画視聴は可能ですが、動画の編集・加工には、CPU・GPU・ストレージともに、大容量の動画処理が可能なワークステーションの構築が必須となります。

 

コロナ感染を契機にビジネスを取り巻く状況が大きく変わってきますので、これからのビジネスは、コロナ後の近未来を見据えての「チャレンジ」が注目されてます。