女性の起業!支援しています!


新型コロナウイルス感染拡大の影響により、多くの中小事業者・個人事業主が、経営維持に苦戦しています。

 

特に、育児・仕事のフル回転で働いている女性からは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、慣れない在宅勤務(テレワークなど)、保育園の休園や外出自粛等が行われている状況の中、子育てに関する悩みや育児疲れ等の相談が多くなっています。

 

当社には、起業している中小事業者やフリーランスの方から、令和2年4月から補助金に関する相談が急増しております。その中の2/3以上の方が女性起業家の方からの相談です。

 

特に、小規模事業者持続化補助金(一般型・コロナ特別対応型)等の応募に関するご相談が大半の状況でした。

 

当社がご支援させて頂いた事業者(8割が女性起業家)は、これまで100%採択(直近5年間を通じ100%採択)され、依頼者のお役に立てていることに、その責任が果たされ、すべてのご依頼人から感謝されたことに、達成感を感じております。

 

今回、ご支援させて頂いた中で、女性起業家をめぐる状況など、多くの課題やこれからの対策のヒントが見いだされ、皆様方にお伝えできればと、このテーマでブログを書きました。

 

まず状況から、働く女性のなかで、「もっと仕事がしたい」「自分の好きなことを仕事にできたら」と感じている方は多いと思います。

 

しかし、「育児が忙しいので、そんな時間はない」・「今の仕事をやめるわけにはいかない」等の理由で諦めてしまい、「もっと自由に働き方を選ぶことが、できれば」と多くの方が思っておられるのでは、ないでしょうか?

 

最近では働き方改革などにより、フレックス制度の導入等が増えてきていますが、それでも自分の望んでいる仕事を出来ていない、自分のペースに合わせて仕事ができていない、と感じている方が多いのも事実です。

 

そのような悩みを解決できるのが「起業」という選択肢です。

 

起業をして自営業者・フリーランスになれば、時間に追われることもなく、自由なライフスタイルを確立することができます。働き方を変えたいと思っている女性こそ、起業に向いていると言えるでしょう。

 

「女性は能力があっても、出産・子育ての育児休業後の職場復職での能力発揮が難しい」などの理由で、会社を退職し、今まで培った才能・強み・技術を活かしきれずに、賃金の安いパートタイム等で、やむを得なく働く女性が都心を中心に年々増加傾向にあります。

 

当社は、そんな女性を対象に、「得意なこと」「好きなこと」「社会に必要とされていること」の合致する領域にオリジナルビジネスを企画・創造し、安定して利益を生み出すことを目標として、起業前から起業後まで、女性起業家のための伴走型支援をしております。

 


1 女性の就業状況の概要

 

「働く女性の活躍の現状と課題](内閣府)での資料(下図)によると、生産年齢人口(15~64歳)の就業率は、男女とも上昇していますが、特に女性の上昇が著しい(1図:就業率の推移)状況です。

 

生産年齢人口における女性の就業率の推移を見ると、男女雇用機会均等法が施行された昭和61年(1986年)は53.1%でしたが、平成28年は66.0%と、最近30年の間に約13%ポイント上昇してます。

 

特に、18年から28年の10年間では7.2%ポイントの上昇、24年から28年の4年間に5.3%ポイントの上昇と、この数年の上昇幅が顕著となっています。

 

子育期の25~44歳の女性の就業率については、昭和61年に57.1%、平成28年に72.7%と、この30年間に15.6%ポイント上昇してます。

 

30年間の上昇幅(15.6%ポイント)の半分の7.8%ポイントは18年から28年までの最近10年間の上昇によるもので、15.6%ポイントのうち3割程度にあたる5.0%ポイントは24年から28年までの最近4年間の上昇によるものとなってます。

 

また、就業率が大きく上昇した最近10年間の女性の年齢階級別の就業率の変化について、2図「女性の年齢階級別就業率の変化及び推移」のとおりです。

 

年齢階級別に見ると、全ての年齢階級で上昇していますが、「30~34歳」においては10%ポイント超の上昇となってます。

 

この10年間を平成18年から24年の6年間と,就業率の上昇が高まった24年から28年の4年間に分けて変化を見ると、20代~40代前半の全ての年齢階級において、上昇幅は5%ポイント前後の高い増加になっています。

 

この女性の就業拡大には,仕事と育児等との両立支援のため、保育所等の育児基盤や育児休業制度等の整備・充実がありますが、女性が職業を持つことに対する意識について、女性自身だけでなく男性を含め、社会全体として変化したことにあります。

 




2 女性の起業ニーズと支援

 

それでは、実際の女性起業家をめぐる状況は、どうなっているのでしょうか?

 

社会情勢等の変化により、起業までの準備期間も多様であり、事業の拡大・成長を目指すだけでなく、家庭との両立を重視する女性起業家も多く、準備段階も起業後も多様なスタイルがあって、そのニーズに寄りそった支援が求められています。

 

特に、首都圏における女性の就業状況から、起業を目指す潜在的な女性は多く、女性起業セミナーを開催すると直ちに参加者が満席となります。

 

国(経済産業省)が主導する女性起業家地域ネットワークの活動や全国連絡会議・支援コンテスト等の取組状況から、女性が起業したいとする意識は高まっており、それを支援できる体制は、行政側だけの支援では十分でなく、当社の「女性起業家のための伴走型支援」を通じて、起業前・起業後のフルサポートが求められています。

 

当社は、女性起業家を目指すユーザーからのニーズにお応えるため、「起業したいけど、行動できない」女性起業家予備軍の背中を押し、精神的・経済的に自立した女性起業家をご支援することです。

 

加えて、女性起業家の支援は、女性ならではの視点を活かしたビジネスが、その地域に貢献し、女性起業のメルマークとなり、あとに続く起業を目指す方への社会的役割も担っているところです。

 

 現在は、パソコン・スマホやSNS等の普及により、小さな労力でビジネスの立ち上げが可能であり、また、コミュニケーションツールや広告ツールも多様にあり、適切に使えば、スタートアップは最小限のリソース投資で「小さな起業」は実現可能であります。

 



3 女性起業家が目指すことは?

 

ビジネスのチャンスは、顧客の課題を解決することから始まりますので、子育て・食・美容・健康といった女性が日々意識している問題と課題について、一番わかっているは女性であり、そこに大きなビジネスチャンスがあります。

 

例えば、美容系(エステ)サロンの起業をご検討の方には、「体調にお悩み」の女性に、ていねいなカウンセリングして、体の不調の原因を「体の歪みチェックと美容矯正のサービスの取入れ」の起業アイディアがでてきます。

 

「こんな小さな悩みでビジネスとして成り立つのか?」と思われますが、多くの場合、あなたが女性で同じ悩みをお持ちでしたら、他の女性も同じ悩みを持っている確率は高いです。

 

女性の悩みを解決できるビジネスは、必ず、多くの女性から必要とされますので、女性の悩み解決ビジネスは、目指す起業発想として重要なアイテムとなります。

 


3 仕事・プライベートの両立とバランスに必要なことは?

 

起業をすると、家事や育児の時間が必然的に減ってしまいます。そのため、起業をするには、家族みんなのサポートが必須です。

 

起業をする前には家族との相談をしっかりして、プライベートと仕事のバランスを考えたうえで、起業することが大切です。

 

特に、今回の新型コロナウイルス感染症拡大防止の緊急事態宣言下において、テレワーク等在宅勤務や時短勤務の状況で、保育園等が休園している中での育児や家事は、現実の厳しさで悲鳴が聞こえてくるほど、深刻な状態です。(現在も続いている状況です!)

 

起業には、覚悟が必要と言われてます。プライベートをある程度我慢することや、家族の起業への理解は、起業を志す男女に関わらず、乗り越えなければならない最初のハードルです。

 


4 経営と財務の知識不足の補強に必要なことは?

 

事業経営の不安や起業への勇気不足などから、起業を躊躇(ちゅうちょ)する方が少なくありません。「創業・起業支援事業報告書」(H31.3) (()経済産業研究所)(日本データ)によると、「失敗の恐れからの起業躊躇率」(失敗脅威指数)は、直近544%台で推移が続いています。

 

確かに、起業するには、経営・財務・税務・融資・補助金・会計等の知識は必要ですが、初めから全部の知識を持っての起業スタートはありません。起業して走りながら経験で、徐々に身につけていくのもです。

 

このことからも、起業前と起業後には、当社の「伴走型支援」のパートナーとの提携がこれを補い・補強しての支援となります。

 

起業を成功させるには、自分を支えてくれるパートナーとともに、起業に真剣に取り組み、自己満足ではなく、顧客のニーズを満たせるか、顧客の問題を解決できるかが、成功するための必須事項であります。

 


徒然のひとこと

女性の起業は、「顧客が何を求めているのか」を理解しないで、自己満足だけでの「商品販売・サービス提供」では、決して成功はありません。

 

どの顧客層に向けた、どんな商品・サービスなのか、各顧客は何を求めているのか、を明確にしてから、商品・サービスを提供しましょう!、その結果が貴女に、大きな収益をもたらすことになります。

 

それには、経営戦略(事業計画)などにおいて、信頼できる確実なパートナーの知見・経験・スキルをフルに活用しましょう。 

 

当社は、やまとグループ企業全体(士業ネットワーク・IT関連・不動産事業・職業紹介事業・各セミナー定期開催・コンサルティング事業等)で、皆様方のお力になれますので、お問合せください。

 

★セミナーは、本年7月以降、各テーマ別に、定期的に開催(ご案内は当ホームページ)しますので、ご利用ください。

★開催会場は、西葛西オフィス(東西線 西葛西駅 徒歩1分)です。