【現状】
2016年(1~12月)に日本を訪れた外国人観光客が初めて2,000万人を超えたことは、ご存知ですか?
2016年1~11月の累計が2,200万人で12月を加えると、2,500万人前後になる見通しで、昨年比20%以上増加が続いています。
日本を訪れる外国人観光客は、国籍(地域)別にみると、2016年は、韓国・中国・台湾・香港の上位4カ国(地域)で全体の7割以上を占めてます。
私も仕事等で全国各地に出かけてますが、どこに行っても、上位4カ国(地域)から訪れた外国人観光客に多く出会います。
先日も、東名阪自動車道(上り)のSAで、10台以上の同じ観光バスから降りた観光客は、上記の国から大阪観光を終えて東京観光に向かうツアーの方々でした。
【国の目標・政策】
政府は、2020年の東京オリンピック開催年には、日本を訪れる外国人観光客を4,000万人に、消費額8兆円に、地方部の外国人延べ宿泊者数7,000万人泊にするなど、具体的な目標値を掲げて、施策を進めているところです。
さらに加速するために、県境を超えての連携を促すために、「全国11の広域観光周遊ルート」を認定・推進しているところです。
「全国11の広域観光周遊ルート」詳しくは、コチラへ➡
【増加の要因】
この「広域観光周遊ルート」に加え、新たに就航したアジアからの航空路線や大型クルーズ船の寄港地などにより、日本を訪れる外国人観光客が増加し続けています。
【観光の目的】
前月に発表された旅行会社のアンケート結果では、外国人観光客に「日本に来た観光目的は、何ですか?」と質問したところ、「日本食を楽しむ」が「買い物」をおさえてトップの回答だそうです。
【起業のヒント】
ここにも「起業」のヒントがあります。
例えば、日本海側のある寄港地(◆◆県◯◯市)や新たに就航路線空港(■■県△△市)において、外国人観光客ユーザーをターゲットに「ラーメン店・お好み焼き・たこ焼き」などの日本独特の「食」を提供する起業も一案です。
また、「イタリアン サンドイッチ(パニーノ)」で大勢の外国人観光客に素早く「食」を提供する軽食の事業展開(客席を設けない店舗)など、起業を1年で軌道に乗せる具体的な事業案など、ご提案できる事業は、他にも多数あります。
【起業を促す背景】
今後、さらに、日本を訪れる外国人観光客の拡大が続く見込みであり、観光が大きな「ビジネスチャンス」になる可能性が見えてきます。
特に、地方部にとっては、自然、景観、街並みなど、都会にはない景色・雰囲気・体験が外国人観光客の関心を高め、そこを訪れる「大きな流れ」が確実に見込まれます。
【地方移住による起業】
インバウンド観光(外国人が訪れる旅行)の拡大・増加に伴って、外国人観光客から見た「地方の良さ・魅力」に気付く、新たな事業展開が「地方創生」の鍵となります。
地元の方が気付かない、また、忘れてる「地方の良さ・魅力」が多くの分野・領域にありますので、「移住して起業」が「成功するビジネスプラン」として、気がつかないところで、本格的に動き出しています。
【ビジネスチャンス】
「ビジネスチャンス」は、挑戦がないと始まりません。
東京で十分に準備して、「新たなビジネスプラン」に歩んでみませんか?
【徒然のひとこと】
三大都市圏以外の地方都市においては、今後、2020年の東京オリンピックの相乗効果に乗って、日本を訪れる外国人観光客の拡大が加速的に進み、また、飛躍的な増加が見込まれてます。
宿泊・観光・飲食・交通・サービス・消費など需要は確実に増えますが、一方で、それに応えられる地方都市は、現状では、まだ多くはない状況です。
今年は、国による「新たな支援策」もこれから予算化される期待感がありますので、まさにチャンスの「2017年」です。