江戸時代の古地図をもって「六本木・赤坂」を散策しました。
江戸時代の武家屋敷が並ぶエリアです。【以下、番号は古地図の番号】
まずは、南北線「六本木一丁目駅」から六本木通りを渡って、まもなく、忠臣蔵で有名な①「南部坂」を登り、③「赤坂氷川神社」(本日も結婚式で賑わってました)、そしてほどなく、防衛庁跡地を再開発した「東京ミッドタウン」(古地図では「松平大膳太夫」(長州藩毛利家の中屋敷)と表記されてる広大なエリア)の南側④「檜町公園」に出て、今も、落ち着きのある庭園でひと休み。(本日は快晴、雲ひとつない青空です)
次には、TBS本社がある赤坂を目指して、「三分坂」を歩くと、⑤「報土寺」の「練塀」とよばれる土塀が昔のままに遺っており、江戸時代の情景が浮かんできます。
そして、TBS本社の敷地に出ると、古地図では「松平安藝守」(広島浅野藩の中屋敷)となっており、大きな敷地は、ほとんど、江戸時代の大名の上屋敷・中屋敷であったことがわかります。
次は、現在の赤坂見附(一ツ木通)をすり抜け、⑦武家屋敷門(重要文化財)(山脇学園内)を見て、青山通り(国道246号)沿いにある⑧「豊川稲荷」、そして、赤坂見附交差点を過ぎ、⑨「赤坂御門跡」でゴールです。
歩いて実感です、とにかく「坂」が多く、現在も「通り」の「◯◯坂」の地名が多く、江戸時代の「坂道」が、現在の東京も、そのままの「坂道」が残っており、坂道の散策が、江戸にタイムスリップしたような風情を感じつつ、とても、気持ちがよく、楽しさ満喫です。
ご関心のある方は、江戸の「坂道」散策に出かけてみては、いかがでしょうか?!きっと、新しい発見に巡り会えます!!
【徒然のひとこと】
歴史大好きな私にとって、江戸の古地図探索は趣味のひとつですが、これらの知見は業務に大きく貢献してます。
古地図が読めることは、土地登記関係の公図はもちろん分限図(明治期の1/600図面)の解読も容易にでき、戸籍や地名などの旧字体も読め、町名等の歴史もたやすく把握できます。この知見がご依頼頂きました「土地・相続事案」における調査力を一層高め、より正確でスピディな業務遂行に活かされてるところです。